NONAKA, Ikujiro
一橋大学名誉教授
野中 郁次郎
NONAKA, Ikujiro

専攻分野

知識創造理論
  • ics-nonaka-office@ics.hub.hit-u.ac.jp

早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造(株)勤務ののち、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院(ハース・ビジネススクール)にて博士号(Ph.D)を取得。南山大学経営学部教授、防衛大学校教授、一橋大学産業経済研究施設教授・所長、北陸先端科学技術大学院大学教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授を経て現職。カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)ゼロックス知識学名誉ファカルティースカラー。エーザイ株式会社、三井物産株式会社、株式会社セブン&アイ・ホールディングス、トレンドマイクロ株式会社の社外取締役、株式会社富士通総研経済研究所理事長を歴任。現在、日本学士院会員、中小企業大学校総長。

知識経営(ナレッジマネジメント)の世界的権威であり、1980年代以降、「知識創造理論」を提唱し、発展させてきた。組織的イノベーションの原理を「SE C Iモデル」として示し、新しいパラダイムを経営学にもたらした。知識創造理論では、経営学が扱ってこなかった「暗黙知」があらゆる知の源泉となっていること、暗黙知と形式知の相互変換の無限スパイラルがイノベーションプロセスであることを明らかにし、さらに個人、集団、組織、そして社会や国家という存在論レベルをモデル内に包含するとともに、集合知の創造プロセスを動態理論として説明した。

知識創造理論は、実際の企業経営に応用されており、その代表格がソフトウエア開発手法アジャイルの主流となっている「スクラム」である。スクラムの開発者ジェフ・サザーランド博士は、論文「The new new product development game」で明らかにした機動的なイノベーションのありかたにヒントを得たと語っている。他にも多くの企業が、知識創造理論を経営の実践に応用している。中でもエーザイ株式会社は、社長直轄組織「知創部」を設置し、知識創造活動を推進している。また、社員に対しては就業時間の1%を、直接経験を通じて暗黙知を獲得する「共同化」活動に専念するよう求めている。知識創造理論は、海外でも広く応用されている。例えば、ASEAN各国の省庁次官・局長級を対象とする研修プログラムが展開されている。北欧やイタリア、スペイン、中国などでは、専門機関がつくられ、知識創造理論の研究や普及に取り組んでいる。

経営学における貢献の一つは、経営学と哲学の綜合に挑んだ点にある。理論的基盤となっているのは、アリストテレス哲学とフッサール現象学である。例えば、アリストテレスの唱えた共通善、賢慮・実践的知恵、フッサールの相互主観性(共感)、本質直観、現象学的時間論などが挙げられる。 知識創造理論は、場(共有された動的文脈である)、実践知リーダーシップ、ミドルアップダウンマネジメント、知的機動力など多くの新たなコンセプトを提示してきた。さらに価値創造の動的主体としての人間による「生き方」こそが経営や戦略である、という意味で、ヒューマナイジング・ストラテジー(戦略の人間化)という概念を示した。さらに、共通善実現に向けた新しいイノベーションを起こすための要諦は、「あれかこれか」の二項対立ではなく、「跳ぶ発想」を生む思考と実践としての「あれもこれも」を目指す二項動態である、と唱えるなど、知識創造理論をさらに発展させている。


主な論文

  • 「組織的知識創造の新展開」Diamondハーバード・ビジネス・レビュー, 24(5), 1999年
  • 「ナレッジ・クリエイティング・カンパニー」、Diamondハーバード・ビジネス・レビュー, 24(5), 1999年
  • 「『よい場』と革新的リーダーシップ ( 特集:21世紀の経営システム)」(共著) 一橋ビジネスレビュー 48(1-2), 4-17, 2000年
  • 「綜合力 : 知識ベース企業のコア・ケイパビリテイ」 一橋ビジネスレビュー 49(3), 18-31, 2001年
  • 「ソニーのブランド戦略に見る ブランド知識創造のケイパビリティー」(共著) Diamondハーバード・ビジネス・レビュー 26(8), 173-186, 2001年
  • 「知識管理から知識経営へ : ナレッジマネジメントの最新動向」(共著) 人工知能学会誌 16(1), 4-14, 2001年
  • 「企業の知識ベース理論の構想」 組織科学 36(1), 4-13, 2002年
  • 「『知識ベース企業』で何が見えてくるのか (特集 無形資産のマネジメント)」(共著) 一橋ビジネスレビュー 51(3), 2003年
  • 「知識ベース企業理論―戦略経営のダイナミックな進化に向けて」(共著) 一橋ビジネスレビュー52 (2) 、2004年
  • 「フロネシスとしての戦略」 一橋ビジネスレビュー53 (3) 、2005年
  • 「ナレッジマネジメント:2.知識経営の戦略」 情報処理 47(5), 2006年
  • 「分析と論理を超えた「人間の力」を問い直す フロネシスの知–美徳と実践の知識創造論 (「弁証法」思考 超ロジカル・シンキング)」(共著)、Diamondハーバード・ビジネス・レビュー 32(4), 50-67, 2007年
  • 「流れを経営する-知識ベース企業のプロセス理論」(共著) 一橋ビジネスレビュー55(3)、2007年
  • 「戦略への物語アプローチ」(共著) 一橋ビジネスレビュー56(2)、2008年
  • 「戦略は人事に従う-知創人事論」(共著) 一橋ビジネスレビュー56(4)、2009年
  • 「ビジネスモデル・イノベーション」(共著) 一橋ビジネスレビュー57(3)、 2009年
  • 「知識ベース企業の境界設定--取引コスト理論を組み入れたSECIモデルの展開」(共著) 一橋ビジネスレビュー59(1)、2011年
  • 「『実践知』を身につけよ 賢慮のリーダー」(共著) Diamondハーバード・ビジネス・レビュー , 36(9), 10-24, 2011年
  • 「イノベーションを持続するコミュニティをつくる」 一橋ビジネスレビュー59(1) 東洋経済新報社 2011年
  • 「戦場のリーダーシップ 求められる『現場感覚』『大局観』『総合的判断力』」 Diamondハーバード・ビジネス・レビュー, 2011年
  • 「知識ベースの変革を促進するダイナミック・フラクタル組織」(共著) 一橋ビジネスレビュー60(3)、 2012年
  • 「知識ベース企業の経済学:ミドルアップダウン・マネジメントとハイパーテキスト型組織の効率性」(共著)一橋ビジネスレビュー60(1) 、2012年
  • 「名将と愚将に学ぶトップの本質 リーダーは実践し、賢慮し、垂範せよ (Feature Articlesリーダーシップ不在の悲劇 検証 失敗の本質)」Diamondハーバード・ビジネス・レビュー37(1)、2012年
  • 「知識機動力経営:知識創造と機動戦の総合」(共著) 一橋ビジネスレビュー, 61巻3号(2013WIN)特別寄稿, 2013年
  • 「イノベーション理論は『生き方』の実践論である―哲学の新潮流を知識創造理論に包括する試み」 一橋ビジネスレビュー, 61巻1号(2013SUM)特別寄稿, 2013年
  • 「集合知の共創と総合による戦略的物語りの実践論」(共著) 一橋ビジネスレビュー, 62巻3号(2014WIN)特別寄稿, 2014年
  • 「エビデンスベースの知識創造理論モデルの展開に向けて」(共著) 一橋ビジネスレビュー, 62巻1号(2014SUM)特別寄稿, 2014年
  • 「知的機動力を練磨する-暗黙知、相互主観性、自立分散リーダーシップ」 一橋ビジネスレビュー, 64巻3号(2016Win)特別寄稿, 2016年
  • 「アメリカ海兵隊の知的機動力」(共著) 一橋ビジネスレビュー, 65巻2号(2017Aut) 特別寄稿、2017年
  • 「現象学的経営学に向けて」 一橋ビジネスレビュー、66巻3号(2018Win)、随想、2018年
  • 「ヒューマナイジング・ストラテジー:人間中心の物語りアプローチ」、一橋ビジネスレビュー、67巻4号(2020Spr)特別寄稿、2020年
  • 「コロナ禍で徒然に考えたこと」 一橋ビジネスレビュー、68巻2号(2020Aut)、随想、2020年
  • 「動態経営の本質経営学と現象学を綜合するヒューマナイジング・ストラテジー」(共著) 一橋ビジネスレビュー、68巻4号(2021Spr)特別寄稿、2021年
  • 「『二項動態経営』を考える」一橋ビジネスレビュー、70巻2号、2022年
  • 「『二項動態経営』実践論」(共著)一橋ビジネスレビュー、70巻4号特別寄稿、2023年
  • “The New New Product Development Game,” Harvard Business Review,Jan.-Feb.1986 (with co-author).
  • “Creating Organizational Order out of Chaos: Self-renewal in Japanese Firm,” California Management Review, 30 (2) 57-73, 1988.
  • “Toward Middle Up-down Management: Accelerating Information Creation,” Sloan Management Review, MIT, 29 (3) 9-18, 1988. (Fourth annual Richard Beckhard Prize).
  • “The Knowledge-Creating Company”, Harvard Business Review,Nov.-Dec. 1991.
  • “A Dynamic Theory of Organizational Knowledge Creation,”Organization Science, 5(1) February 1994.
  • “The Concept of ‘Ba’ : Emerging Foundation of Knowledge Creation,”California Management Review, 40 (3) 1-15, 1998 (with co-author).
  • “The `ART’ of knowledge: Systems to capitalize on market knowledge,”European Management Journal, Volume 16, Issue 6, 1998 (with co-author).
  • “Classic work: Theory of organizational knowledge creation,” Knowledge Management: Classic and Contemporary Works, Chapter 6, 2000 (with co-author).
  • “SECI, Ba and Leadership: a Unified Model of Dynamic Knowledge Creation,”Long Range Planning, Volume 33, Issue 1, 2000 (with co-author).
  • “A firm as a knowledge-creating entity: a new perspective on the theory of the firm,” Industrial and Corporate Change, Volume 9, Issue 1,2000(with co-author).
  • “Integrated IT Systems to Capitalize on Market Knowledge,” Knowledge Creation pp 89-109, 2000(with co-author).
  • “Making the Most of Your Company’s Knowledge: A Strategic Framework,”Long Range Planning Volume 34, Issue 4, August 2001, Pages 421–439, 2001(with co-author).
  • “A firm as a dialectical being: towards a dynamic theory of a firm,”Industrial and Corporate Change (2002) 11 (5): 995-1009., 2002(with co-author).
  • “The knowledge-creating theory revisited: knowledge creation as a synthesizing process,” Knowledge Management Research & Practice July 2003, Volume 1, Issue 1, pp 2-10, 2003(with co-author).
  • “Strategic knowledge creation: the case of Hamamatsu Photonics,”International Journal of Technology Management Volume 30, Issue 3-4 , 2005(with co-author).
  • “The Theory of the Knowledge-creating Firm; Subjectivity, Objectivity and Synthesis”,Industrial and Corporate Change, 14(3) 2005 (with co-author).
  • “Visionary Knowledge Management: The Case of Eisai Transformation,”International Journal of Learning and Intellectual Capital, 3 (2), 2006(with co-author).
  • “Organizational Knowledge Creation Theory; Evolutionary Paths and Future Advances”, Organization studies,27(B) 2006 (with co-authors).
  • “Objectivity and subjectivity in knowledge management: a review of 20 top articles,” Knowledge and Process Management, Vol 13 Issue 2, 2006(with co-authors).
  • “Strategic Management as Distributed Practical Wisdom (phronesis)”,Industrial and Corporate change, 16 (3)2007 (with co-author).
  • “Tacit Knowledge and Knowledge Conversion: Controversy and Advancement in Organizational Knowledge Creation Theory”, Organization Science20(3) 2009 (with co-author).
  • “The Wise leader” (with H. Takeuchi), Harvard Business Review,May.-2011
  • “The Distributed and Dynamic Dimensions of Human Capital,” in Alan Burton-Jones, J.-C. Spender (eds), Oxford Handbook of Human Capital,459-476., 2011 (with co-author).
  • “Leadership in Organizational Knowledge Creation: A Review and Framework,”Journal of Management Studies, Volume 49, Issue 1, pages 240–277,January , 2012 (with co-author).
  • “From Information to Knowledge to Wisdom: My Journey,” Kindai Management Review, Vol. 1, 2013
  • “Dynamic fractal organizations for promoting knowledge-based transformation– A new paradigm for organizational theory”European Managemenr Journal, 32, 137-146, 2014(with co-author).
  • “Wisdom, Management and Organization,” Management Learning, 45(4),365-376, 2014(with co-author).
  • “Practical Strategy as Co-Creating Collective Narrative: A Perspective of Organizational Knowledge Creating Theory,”Kindai Management Review Vol. 3, 2015(with co-author).
  • “’Meso’-Foundations of Dynamic Capabilities: Team‐Level Synthesis and Distributed Leadership as the Source of Dynamic Creativity” (with A. Hirose and Y. Takeda), Global Strategy Journal, 6(3), 168-182, 2016.
  • “Maneuvering Knowledge: A study of U.S. Marine Corps”, (with Kota Uno),Kindai Management Review, Vol.8, 2020.
  • “Humanizing Strategy”, (with Hirotaka Takeuchi) ,Long Range Planning, Volume54, Issue 4, August 2021.
  • “Strategy as a Way of Life”, (with Hirotaka Takeuchi),MIT Sloan Management Review, Volume 63, Issue 1, Fall 2021.

主な著書等

  • 『組織と市場:組織の環境適合理論』千倉書房,1974年(日経・経済図書文化賞)
  • 『組織現象の理論と測定』(共著)千倉書房、1978年
  • 『経営管理』日本経済新聞社、1980年
  • 『日米企業の経営比較』(共著)日本経済新聞社,1983年(組識学会賞)
  • 『失敗の本質』(共著)ダイヤモンド社,1984年
  • 『企業進化論:情報創造のマネジメント』日本経済新聞社,1985年
  • 『知識創造の経営』日本経済新聞社,1990年(経営科学文献賞)
  • 『知力経営』(共著)日本経済新聞社,1995年(ファイナンシャル・タイムズ/ブーズ・アレン&ハミルトン社:「最優秀マネジメント・ブック」賞)
  • 『アメリカ海兵隊-非営利型組織の自己革新』中公新書,1995年
  • 『知識創造企業』(共著) 東洋経済新報社、1996年(新装版、2020年)
  • 『知識経営のすすめ』(共著) 筑摩書房、1999年
  • 『ナレッジ・イネーブリング―知識創造企業への五つの実践』(共著)東洋経済新報社, 2001年
  • 『知識経営実践論』(共著) 白桃書房, 2001年
  • 『知識創造の方法論―ナレッジワーカーの作法』(共著) 東洋経済新報社, 2003年
  • 『知識国家論序説』(共著) 東洋経済新報社, 2003年
  • 『戦略の本質』(共著) 日本経済新聞社,2005年
  • 『イノベーションの本質』(共著) 日経BP社, 2004年
  • 『イノベーションの作法』(共著)日本経済新聞出版社, 2007年
  • 『美徳の経営』(共著)NTT出版, 2007年
  • 『流れを経営する』(共著)東洋経済新報社、2010年
  • 『イノベーションの知恵』(共著)日経BP社、2010年
  • 『知識創造経営のプリンシプル』(共著)東洋経済新報社 2012年
  • 『MBB:「思い」のマネジメント ―知識創造経営の実践フレームワーク』(共著) 東洋経済新報社, 2010年
  • 『失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇』(編著、ダイヤモンド社 2012年)
  • 『ビジネスモデル・イノベーション』(編著、東洋経済新報社 2012年)
  • 『知識創造経営のプリンシプル―賢慮資本主義の実践論』(共著)東洋経済新報社, 2012年
  • 『アジャイル開発とスクラム』(共著)翔泳社、2013年(第2版、2021年)
  • 『戦略論の名著』(編著)中公新書、2013年
  • 『アジア最強の経営を考える』(共著)ダイヤモンド社、2013年
  • 『史上最大の決断』(共著)ダイヤモンド社、2014年
  • 『実践ソーシャルイノベーション』(共著)千倉書房、2014年
  • 『全員経営』(共著)日経BP社、2015年
  • 『知的機動力の本質』中央公論新社、2017年(中公文庫、2023年)
  • 『本田宗一郎』PHP研究所、2017年
  • 『ナレッジフォーラム講義録』東洋経済新報社、2018年
  • 『直観の経営』(共著)KADOKAWA、2019年
  • 『知略の本質』(共著)日本経済新聞出版、2019年
  • 『共感経営』(共著)日本経済新聞出版、2020年
  • 『ワイズカンパニー』(共著)東洋経済新報社、2020年
  • 『共感が未来をつくる』千倉書房、2021年
  • 『知徳国家のリーダーシップ』(共著)、2021年
  • 『野性の経営』(共著)KADOKAWA、2022年
  • 『「失敗の本質」を語る なぜ戦史に学ぶのか』日経プレミア新書、2022年
  • 『世界を驚かせたスクラム経営』日経BP 日本経済新聞出版、2023年
  • Strategic vs. Evolutionary Management (with co-authors),North-Holland, 1985
  • The Knowledge-Creating Company (with co-author), Oxford University Press, 1995 (『知識創造企業』東洋経済新報社,1996年)(米国出版社協会(経営書部門)「ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー」賞)
  • Enabling Knowledge Creation(with co-author), Oxford University Press, 2000 (『ナレッジ・イネーブリング』東洋経済新報社、2001年) (米国出版社協会 経営書部門「ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー」賞)
  • Managing Industrial Knowledge (with co-author eds.), Sage, 2001.
  • Knowledge Creation and Management(with co-author eds.), Oxford University Press, 2007.
  • Managing Flow(with co-authors), Palgrave Macmillan, 2008.
  • Management by Eidetic Intuition: A Dynamic Management Theory Predicated on the "Philosophy of Empathy"(The Nonaka Series on Knowledge and Innovation) (with Ichiro Yamaguchi), Palgrave Macmillan,2021.
  • Dr Kazuo Inamoris Management Praxis and Philosophy: A Response to the Profit-Maximisation Paradigm(The Nonaka Series on Knowledge and Innovation)(with Kimio Kase and Eugene Choi), Palgrave Macmillan,2022.

主な受賞歴

  • 2002年 紫綬褒章
  • 2002年 アカデミー・オブ・マネジメント・フェローグループ選出(アジア初)
  • 2007年 アカデミーオブマネージメント・インターナショナル部門エミネントスカラー賞
  • 2008年 ウォールストリートジャーナル「The most influential business thinkers最も影響力のあるビジネス思想家トップ20」選出(アジアで唯一)
  • 2010年 瑞宝中綬章
  • 2012年 アカデミー・オブ・インターナショナル・ビジネス(AIB) エミネントスカラー賞
  • 2013年 早稲田大学名誉博士
  • 2013年 Thinkers50 Lifetime Achievement Award(生涯業績賞、功労賞)
  • 2017年カリフォルニア大学バークレー校ハースビジネスクール最高賞「Lifetime Achievement Award(生涯功労賞)」(史上5人目、学者として初)