プログラム概要とカリキュラム・ポリシー
一橋ICSの授業は全て英語で行われ、9月開始の学年歴を採用するなど、世界のトップビジネススクールに匹敵するMBAプログラムを提供しています。MBAプログラムでは2年制と1年制の選択肢を用意し、出願時にどちらかを選択して頂きます(出願受理後にプログラムを変更することはできません)。入試選抜基準は2年制・1年制とも同じです。いずれに所属しても、1年次には全ての学生が一緒に学びます。
一年制・二年制の選択
一年制
- MBA取得後にキャリアチェンジを考えていない方
- 企業派遣または文科省ヤングリーダーズプログラム(YLP)奨学金を利用する方
- 二年次での交換留学やインターンシップを考えていない方
二年制
- MBA取得後にキャリアチェンジを考えている方
- 自費で入学する方
- 交換留学、ダブル・ディグリーに興味のある方
- 企業でのインターンシップや海外での就業を視野に入れている方
プログラム構成
Foundation Week | 9月中旬~下旬 |
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Term 1 | 9月下旬~12月下旬 |
Term 2 | 1月上旬~2月下旬 |
Term 3 | 4月上旬~5月下旬 |
Term 4 | 6月上旬~7月下旬 |
Doing Business in Asia | 8月 |
卒業 | 8月下旬 |
詳細については、こちらをご参照ください。
*情報は変わる可能性があります。
カリキュラム・ポリシー(教育課程・実施の方針)
一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻専門職学位課程MBAプログラム(以下、MBAプログラム)では、①企業経営、国際市場に関連する基本的な知識と考え方を幅広く学修した上で、②急速に進化するテクノロジーや人口動態・地政学的変化にも対応し、現実社会に生じる課題について深く分析し、創造的な解決策を日本のみならず世界に問うことができる高いコミュニケーション能力を有し、②高い倫理性に基づいてそれを実行につなげ、社会を牽引していく高度経営人材を養成することに重点を置いています。
1.教育課程編成の考え方
その目的の達成に向けてMBAプログラムでは、
①Strategy, Marketing,
Operations Management,
Organizational Behavior,
Knowledge Management,
Accounting,
Corporate Finance,
Economics
の領域において標準的な内容を体系的に理解するための必修科目、②地域的及びグローバルな経済・社会的問題に関して広い視野を養うための必修科目、②データサイエンスやデジタルテクノロジーを理解するための必修科目、③シミュレーションや実際の企業とのプロジェクトを通して、学修した知識を「実践知」として体得していくための必修科目を提供しています。また、各分野のより専門的な内容や、経済・社会的問題、地政学的なトピックなどを、自らの関心に基づいて学べる専門科目を用意し、企業経営を考える上で重要となる内容を体系的かつ段階的に配置しています。これらの講義科目では、試験やレポートにより、シラバスで示された科目の目標への到達度を判定します。
2.学修内容及び学修方法
演習科目では、異なる業種、国や地域から集まる社会人学生が、少人数の中で濃密な対話を通じてそれぞれの経験を深く内省できる環境を整えるとともに、自らや社会が置かれている環境を俯瞰して体系的に捉え直す力を養成する機会を提供しています。同時に、高い倫理性を備えた高潔な精神を育むことも、こうした少人数教育の目的です。
3.学修成果の到達目標
演習科目においては、レポートや発表内容等を通して、その目標への到達度を判定します。
4.学修成果の評価方法
以上のような体系的なプログラムを通じた学修の達成度を確認するために、本専攻では、ビジネススクール国際認証に対応した「学びの質保証」(Assurance of Learning)を実現するための調査を、継続的に実施しています。その結果は、各科目の内容およびカリキュラム全体の改善に活用されています。
なお、研究活動上の不正行為を防止するため、学年初頭のFoundation Weekにおいて、研究倫理および剽窃禁止の教育を実施しています。